サウナブームはピークアウトした。そしてサウナに飽きが来た人は努力不足である可能性を疑うのが良い

 サ活という言葉ができた通り、最近サウナが流行っている。前世紀からのサウナラバーとして多様な施設が続々をオープンされ、今まで想像もしなかった新しいコンセプトのサウナも生まれてきている風潮を好ましく思っている。このままフィンランドのようにオフィスにもサウナが備え付けられるまで社会に定着化するのだろうか?

 

サウナは一過性のブームで終わるだろう

 このままサウナブームがブームで終わらずに定着するかどうか?という疑問に対して僕はNoと答える。少し前はトライアスロン、その前はランニングブームが来たが、すでにブームは過ぎており、コアなファンだけが継続している。サウナもそれと同じように一過性のブームであり、もうピークアウトしているように見え、ランニングと同じようにある程度定着した形に収束するだろう。

 

もともとサウナは回復のためのものであって、疲れていることが前提だから疲れていない人がいっても意味がない

 一昨年ラクーアの会員になってスパが使いたいだった時期がある。仕事終わりはもちろん休日も含め週6でスパに行き、筋トレとサウナに溺れる半年を送った。最高の日々ではあった。ベンチプレスは95kgまで伸びたし、筋トレも順調だった。だけど満足度は低かった。おそらく、仕事が充実していないこと、そして彼女がいなかったことの2つが原因だと思う。筋トレによる疲労でもヘトヘトにはなるが、仕事による知的な疲労はもっとぐったり来るし、その分達成感がある。コンサルでプロジェクト報告が終わり、その日に入るスパは格別であるのはこれが理由になる。毎日贅沢なスパに入っても成長している実感がなく、達成感がない毎日においては逆相乗効果でサウナの満足度が低いため、結局半年で解約してしまった。

 

 疲れていない日々に行くサウナに飽きが来た

 僕の中でサウナに飽きが来た。これは上述の説明通り、おそらく疲れていないからだろう。実際、この前仕事で達成感を感じ、疲労困憊でサウナに行ったが最高だった。若い頃にサウナが好きだったのは、部活なり勉強なりで毎日疲れ切っていたからではないかと思い至った。物珍しいサウナをひたすら訪問しても満足度は低い。サウナを通して毎日疲れ切るほど努力をしていないことに気付かされた。

 

 結論、サウナに飽きが来た人は努力不足である

 つまり、サウナは素晴らしい。だけどブームだからといっていろんなサウナに行っても満足度が低い。サウナで回復が必要なほど疲れ切る毎日を送っていることが前提で、プラスアルファでサウナ巡りをしないと、低い満足度にいつか飽きが来てしまうだろう。逆に、回復用途でサウナを使っている人は決して飽きない。僕自身にもいえるが、サウナに飽きが来ていると感じる人は、自身の努力不足を疑い内省するのがサウナラバーに戻る第一歩だろう。今後もサウナを頼むために日々努力を積み重ねようではありませんか。