2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一人の天才が作り出せるモノに魂がこもる。逆にその範囲内に収めるよう工夫しないといけない。

僕はクラシック音楽が好きだ。一人の人間がこの複雑で感動的な作品を作り出せたかと思うと人間の可能性を感じざる負えない。ここでポイントなのは「一人」ということで、複数の人間が合議で不満が無いように作る作品であればここまでのものは作れないのでは…

成功体験に縛られるというが、もう20年経ったらそもそも成功体験を知らないことが普通になるだろう

ビジネス界隈では「日本は高度経済成長やバブル時代の成功体験に縛られているため改革ができない。そのような暗黙の前提にとらわれ内容にすることが肝要だ」という言説がよく言われている。これは正しいとも思う反面、20年後にバブル時代の成功体験を直接経…

「重慶大厦(チョンキンマンション)のボスは知っている」を読んで

京都大学の人類学者が書いた「チョンキンマンションのボスは知っている」を読んだ。久しぶりにアカデミアの人が書いた本を読んで「これだよこれ」という感覚を得た。アカデミアならではの緻密な書き方がとても信用でき、かつフィールドワークを行っているこ…

「堤清二 罪と業」を読んで

「大宅壮一ノンフィクション賞」が面白いと思ったので、「堤清二 罪と業」に手を出した。 https://www.amazon.co.jp/堤清二-罪と業-最後の「告白」-児玉-博/dp/4163904948 もともと堤康次郎と堤義明の二名については父から聞いたことがあった。没落旧華の土…

ポワロ「ナイルに死す」を読了。メモを記載。

アガサ・クリスティーの「ナイルに死す」を読了した。以下印象に残った言葉をメモする。 ・自分のために。自分の頭脳と業とによって金を作る喜びを求めている。 ・雪、沙漠に降る雪が情熱の最初の熱い息吹に溶ける ・強烈な肉体の匂い、これがあたしの書く小…

40歳を過ぎた先輩が急速に老けていた

昨日41歳の東大院卒のエンジニア(つまり大学院の先輩)と飲みに行った。独身・フリーランス・趣味がナンパ・実家ぐらしというエッジが効いた人であるが、なんだかんだ大学院の先輩でもあるため話が合うため時々話したくなる存在だ。趣味がナンパであり享楽…