成功体験に縛られるというが、もう20年経ったらそもそも成功体験を知らないことが普通になるだろう

 ビジネス界隈では「日本は高度経済成長やバブル時代の成功体験に縛られているため改革ができない。そのような暗黙の前提にとらわれ内容にすることが肝要だ」という言説がよく言われている。これは正しいとも思う反面、20年後にバブル時代の成功体験を直接経験していない世代が経営者になるとそもそも成功体験を知らないため、今後は成り立たないだろうと考えている。

 そうすると①そもそも何をしてよいのかわからない。成長はしないけれど大きな失敗もしななかった先輩たちが取り組んできたことをなんとなく引き継ぐ、②既存の成功体験がないからこそ改革に取り組める路線、の2つがあると想像する。どちらかかというと①になると思っており、同じく改革はできないと思うが、その性質はきっと異なるだろうと推測している。

 そんなことを思ったので雑記した。