情報化社会(スマホ)によって不確実性とともに想像力が減退した

スマホによる先が見える未来は希望(可能性)を喪失させ生きる気力を失わせる

 僕は情報化に賛成であり、多分に恩恵を受けている。しかし、2010年のスマホ以前と現在の2021年を比較すると大きく考え方が変わっているように思える。あらゆる情報が手に入ることにより、自分の生き方や未来についても解像度が高くなった。そして未来の予想精度も上がり、驚くことが減り、ワクワクが減った。それは人生をつまらなくさせる。キーワードはスマホだ、PCよりも圧倒的に日常とネットを繋げたスマホが元凶だと思う。

 

 中学・高校時代と同じようにIT化は先が見えるようになってしまった。

 僕にとって先が見えることはつまらない。原体験として、兄が二人いた事から中学も高校もある程度どのような生活が行われるか知っていたため、それをトレースすることが決まっていた。見えている未来に退屈し、その抵抗と反動で無茶なことをしたこともあったり、大学も変わったところを選んだりしたこともある。そのようなつまらなさを、ITが産み出している。子育てがどのようなものか、結婚がどのようなものか、仕事がどのようなものか、老後がどのようなものか、ライフステージの変化によよる未知なものが失われたことで、中学・高校時代と同じようなものを感じ始めていることに気がついた。違う点として、20年の歳を重ねピークが過ぎた身であるため、ほっとくだけだと衰退していくことが確定している点が辛い。

 

 打開策としてスマホから離れるのが良い

 スマホが全て悪い。PCはある程度使うタイミングが限られることから、人が使っている感覚がある。しかし、スマホは人を使っている感覚がある。テレビも似ているが、スマホはよりその力が強いように思える。

 端的に言うと「僕に影響を与えるのは機械ではなく、人であってほしい」。そして僕はPCを使っているけれど、スマホには使われているような気がする。なのでスマホから離れたい。そう思った。