久しぶりに若者と話し、彼らのエネルギーに敗北感を感じる自分に焦りを感じた

東大の後輩たちとあった。25歳、26歳、28歳、29歳の若者で、最近20代の若者と話していない自分にはとても新鮮だった。

 そもそも今の会社はアラフォーが多く、おそらく僕が一番若手。それをイケていないと常々感じている。コンサルファームにいたときは若い人がそれなりにいたので、色々話せて楽しかった。もしくは、アグレッシブな年上がいればよいのかもしれないが、そういう人もいない。そういう環境下で、僕は少しづつ腐っている。それに気づいたのも、昨日若者と話したからだ。

 特に25歳の東大生はまだ働いて3ヶ月で、これからの新しいことをどんどん経験して、どんどん自分が成長していくことを微塵も疑っていない明るさで、エネルギーの強さを感じた。根拠はないが、僕も彼女と同じくらいの年のときはおそらく同じようなエネルギーを発していたはず。そのエネルギーに対して年上は期待をするし、その空気を発することが新卒の価値だろう。それを見て、負けたという感覚、それは自分にはもっていないものをマジマジと見せつけられたように感じた。29歳のときには感じなかった、それを32歳の今では感じる。自分の成長曲線の傾きが下がってきたのか、未来にワクワクしなくなったのか、安寧とした日々を送っているからか、衝撃だった。

 ここ一年で、ここまで危機感を感じたことは無い。僕はかっこよい大人になりたい。何がかっこよい大人かも今は見えていないが、かっこよい大人になりたいんだ。若者をかっこよく思ってしまって、嫉妬と同時に危機感を感じている。