田舎者なので部屋の高さは4階くらいがちょうど良いのかもしれない

 今日は武蔵境にある図書館に来ている。ここの4Fのテラスに来たとき、どこか懐かしいものを感じた。思い至ったのは、中学高校の教室から見た景色に似ているという点だった。学校は4Fが一番高く、高いところが好きな僕は、その景色をとても愛していた。もう一つ重要なのは周りに高い建物がないことで、それがより懐かしさを感じさせることに拍車をかけた。自然が見えて、そういえばこんな風景をよく見ていて、この景色から世界を想像していたなとふと思い出した。そして、これくらいがちょうどよいのかもしれないと感じた。

 思えば大学も高い建物が少なく、就職してからおしゃれな高層ビルで業務をするようになったが、もともとは違っており、馴染みがある風景ではなかった。風景が抜けており、遠くに山が見えればそれがベスト、そうなると郊外タワマンの4-5階くらいで先が抜けている部屋に住むのが最適解ではないかと思うようになった。

 端的に理想を言うのであれば、高校の教室のベランダのような風景を望んでいるのだと思う。広い校庭に、遠くの山、電車が通っている風景、まさに田舎だがそれを望んでいる自分がいることに気がついた。