リストラは人生を否定されたように感じる

リストラは人生を否定されたように感じる。一年前にそれを実感したことで、今後は会社は何があるかわからないから、会社に頼らないように生きるべきだと誓うことになった。

 

■過去の経験

僕自身はリストラされた経験はないが、左遷されたことはある。

リストラに比べれば甘いが、社内で優秀な方だと思っていたため、青天の霹靂だった。僕がリストラにするなら社員の75%はリストラにするべきだ、と思っていたくらいだ。(90%と言わない所は謙虚かもしれない)

しかし、もう一年以上前になるが、いきなり上司に呼び出され、三日後から出向と言われたことは今でも忘れられない。昼に告げられ、動揺したまま夕方に個室に呼び出され、人事とかから三人に囲まれて「他の選択肢は無いから、今直ぐ出向同意書にサインしろ!」と詰められたことは、トラウマになっている可能性がある。

出向の理由としては会社が合併したことによる、部署の対立だ。向こうの部署と僕が所属していた部署が被ってしまったため、どちらからの人数を減らさないといけなくなってしまった。それによってかなりの人はリストラになり、出向者も何人か出た。

 

さらに「出向で良くなることはありますか?」と聞いたら、「何もない」と言われた。

そんな出向を告げられた日より動揺したことは今まで無いかもしれない。出世コースから明確に外れたわけではないが、外れた気がして自分の人生が否定されたように感じた。もちろん、出世が人生の全てでは無いが、自分が人生で学んだことが役に立たないと明確に告げられた気がして、人生そのものを否定されたような気がした。

 

■昔の自分

僕はそれまではリストラされた人に厳しかった。「リストラにあったような人は、会社でも結果が出せていないため、残っていても辛いんからリストラにするほうが優しい」という意見をもっていた。しかしいざ自分がなってみるとそうは言えない。こんな辛いことがあるかと実感した。

とはいっても、リストラされた人は何だかんだ再就職をして幸せそうだ。だから結果として良かったのかもしれながい、その瞬間は辛いことは知っておく必要がある。そして出向を告げられた時に誓った、今後会社を信用してはいけないこと、会社に頼らないように生きる誓いは忘れてはいけない。

 

会社に頼らないためにも、英語はもう少し勉強しておきたい。