辛かったときのことを思い出すことにした

辛いときは、過去にすがることにしている

 辛いときは、過去に辛かった時のことを思い出すに限る。昔からそうやって、「過去にも同じように辛い時を乗り越えたのだから今回も乗り越えられるはずだ」「今も辛いけどあの時よりはマシだ」と心の安定を図っていた。そして今はとても辛い状況ではないけれど、考えたいと思う。というのも、ゆるい生活を続けていたせいか、段々負荷が高いことに耐えられなくなっているように感じられたからだ。20代後半のコンサル時は猛烈なプライドと憧れを原動力に、夜中で仮に寝不足でももっと集中して脳が汗をかいていた。過去の辛かった時を久しぶりに思い出し、あの時よりはマシだという思い出集中力を高めることを狙いたい。

 辛かったときといえばコンサルの炎上案件と修士論文だ。今回は過去に炎上した案件について考えたい。

 

 炎上案件1:地方の常駐案件

 とある地方の会社に三ヶ月間常駐した案件がある。ITコンサルでない僕にITの仕事が来、リーダーとしてアサインされた。カウンターパートナーも50歳を超えた情報系の部長であり、新卒4年目の僕ではビジネスマンとしても格が違った。スキルセットも合わないし、ビジネスマンとしても未熟で、サポートしてくれるマネージャーはマネージャー同士で喧嘩しており皆無だった。

 もちろんプロジェクト開始後に部長が望むアウトプットは出せず、日々日々冷たい目線になってくるのを感じ、発言すると邪魔的な雰囲気にもなり、発言もしにくくなった。結果置物のような扱いになった。そして部長だけでなくメンバーの人からの信頼も失い、僕が出す資料については必ずマネージャーがレビューしたんですかと確認され、ミーティングもマネージャーが同席して設定するように言われた。行き着く先としては、お金は受け取っているため、金を無駄にしたと聞こえる声で言われたこともある。

 ここまで書くととてもひどい環境だったと思う。うつ病一歩手前だった。充実感や達成感は皆無で、自分の存在価値がないことを毎日突きつけられ、自信を失い一日でも早くプロジェクトが終わることを願う日々だった。どうやっても褒められない、居場所がない環境に身を置く辛さを肌をもって実感した。

 

 思い出してみた感想

 こうしてこの常駐案件を思い出し中が比べると、少し暗い睡眠不足でも(この記事はAM2時半に書いている)、頼りにされており、頑張れば出せそうなレベルのアウトプットなので、とても幸せな環境だと思えるようになってきた。明日からも頑張れるかもしれない。

 また今度違う辛かった時を思い出したいと思う。