東京出身の妻との結婚は国際結婚と思うことにした

 彼女との会話がいまいち噛み合わないことがある。この原因にずっと悩んでいたが、育ちが原因だと気付いた。僕は田舎で18歳まで過ごし大学入学と同時に上京したが、彼女は生粋の東京育ちだ。エセ東京人である自分と育ってきた環境が違っており、それが故に意思疎通が難しいことがある。

 

 東京在住15年になるが東京23区出身の友達は一人もいない

 15年住んでも東京出身の友人は23区出身には一人もおらず、23区外でも青梅の一人しかいない。神奈川と埼玉はいるが、東京は特別な街なのだろう。会社で世田谷区出身の上司がいるが、やはりシティボーイだと思うことが時々ある。15年住んでも自分は田舎者なんだと突きつけられるシーンは多々あったと思うし、実際にそうなのだろう。もちろん話したことはあるが、仲良くなったことはない。なので東京出身の妻を持つときはとても不安で、友人ができなかったのと同様に実際意思疎通が取れずに苦しみ、ストレスがひどかった。うつ病になりかけていた(る)。

 

 東京人とそれ以外が結婚したときは国際結婚くらいのGAPがある

 その原因はなにか?ずっと悩んでいた。そして今日、同じ日本人だと思うから難しいのだと思い至った。妻がなまじ日本語を話せて日本人の風貌をしているから、同じ規範(プロトコル)を共有しているかと思ったがそれは違った。地方出身の人が東京出身の妻をもらうときは、日本語を流暢に話せて日本人の容姿をしている外国人と結婚したと思うほうが近いと思う。そう考えると色々と心の整理がつきやすくなった。

 ・男女平等に対する考え

 ・姑に関する考え

 ・イエに対する考え

 色々認識が違う点はあり、「同じ日本人なのになぜ共感できないんだろう?」ととても悩んでいたが、外国人と結婚したと思えばとてもスッキリした。イエに対する考えが違っても、「まあ違う国出身だし知らないよね」「違う国の人だし、ちゃんと話しあって説明しないといけない」と思えるようになった。

 この考えに切り替えることで、日本人だからわかってくれるだろうという期待をもたず、GAPがあることは当然で何でも話し合おうという心持ちになり、日々のストレスが減ることを期待している。